弾丸

shizyukara2006-01-29

中学生の頃、どこで手に入れたのかはもう失念してしまったが、使用済みの薬莢に弾をはめ込んだライフル弾を一発持っていた事がある。男の子なので入手した時は結構喜んだのだが、今冷静になって考えてみるとおっかねえ代物だったと思う。よく考えるとあの弾の形、色つや重さは、人間の肉体を破壊する意志が作り出した物なのだ。自動車にスポーツ性を求めると、どんどん平べったくなってアスファルト上のハンペンになっていく様に、物の形には作った側の意志が宿る。そう思って思い起こしてみると単純な形だが、怖い。なんだかドングリも怖くなってくる今日この頃だ。当然ながら座薬も怖い。

暴力発電

shizyukara2005-11-28

なにかと物騒な出来事が多いこの頃でございます。
特に暴力沙汰は世の中がギスギスしてしまってよろしくない。
いっそのこと、その暴力衝動を何かに転化できないものか。
火力発電や水力発電があるのだから、暴力発電があっても…よいわけは無いか。
なんとなく、画一化されたヨクボーがこの手の暴発の原因になっている様な気がしないでも無し。

はやぶさ

shizyukara2005-11-24

最近はもう小惑星探査機「はやぶさ」のニュースにコーフンしっぱなし。
今は小惑星のサンプルを持って帰ろうとウロウロしているらしいのだけど、まるで超長距離版UFOキャッチャーを見ているみたいだ。
しかし私の常識では「ついでに謎の宇宙生命も持って帰ってきて大騒ぎになる」と言う事になっとるのだけど、大丈夫なんだろか。

なぜか気がついたら死んでいる。どうやら不可避な事が原因で死んでいる様なので、特に未練な事があるわけではない。アレ死んぢまったよと気楽に思いながらフラフラしていると、自分には仕事がある事に唐突に気がつく。いや、何かから聞いたのかもしれないが。とにかく俺には仕事、2種類の仕事があるのだ。

その一つはある個人、もしくは人間の集団を影から見守る事である。俺が選んだのはとある反戦団体だ。とりあえずロッカーの隅などからボケーと連中を見ているだけなのだが。…………。こんな事しても見ているだけではあんまし意味が無いような気がするぞ。それに何かの拍子で俺の姿が見えてしまったらどうする。幽霊よばわりされてしまうではないか。まあ幽霊の様な物なので、「ギャー!幽霊だー!」と言われたら「ヘイ幽霊です」としか答えようがないのだが。だいたい、これはノゾキ行為に極めて近いような気がする。だったらいっそのこと女風呂を見守る事に…。ってもはや男性としての肉体を所有していないので今ひとつそのような気にもなれないのだった。正直言ってヒマである。

もう一つの仕事とは身の回りの植物を育てる事である。なんでも私が「介在」しないと植物が育たないんだそうだ。どうやら植物の発生には地面と水、光の他に「もう一押し」が必要らしい。具体的にどのような行為をするのかというと言語にし難い物があるので説明に窮するのだが、「場の雰囲気を・押す」様な感じというべきであろうか。こちらはヒマなノゾキ行為に比べてまだやりがいがあるので、観葉植物だろうが雑草だろうが何だろうがお構いなしで「押し」まくる。雑草がやたら生えるのは迷惑だぞという声もありそうだが、その様な世間の諸事情はもはや私には何の関わりもない事なのであった。


と言う様な夢を見たのだが、自分自身はとゴリゴリの宗教インチキ主義者であり、死後の生活などまず無い物と思っている。本当にへんな夢を見たものだ。やはり夢という物は事実よりも象徴を現す物なのだろう。

ノビル

shizyukara2005-05-29

少し前に東秩父を自転車で走っていたとき、農家の直営店のような所でノビルを売っていた。3〜40株で200円くらいだったろうか。一束買って家に帰ってからしょうゆ漬けにして食べてみたらすごく美味しい。普通の野菜には無い野趣がある。ノビルってこんなに美味しかったっけか?それともこれが大人のアジと言う奴なのだろうか。

もう少し買っておけばよかったなと思いながら多摩川を走っていると、そのノビルがたくさん生えている場所を発見。いさんで引っこ抜いてみたが、やはりそれだけだと途中でポキリと折れてしまい、下の玉になっている部分は手に入らない。悔しまぎれに折れた部分を噛んでみたら、ニラとニンニクとネギを足してどぎつくしたような匂いが口の中に広がった。

そういえばスグリとかボケとかの木の実はもうずいぶんと口にしていないけど、ボケは手に入ったらぜひボケ酒を作ってみたいと思う。梅酒も美味しいけどボケ酒も美味しい。商品化されているのは見た事がないけど、やはり名前に難があるんだろうか。