枯れ木も山のバンザイ

shizyukara2007-01-17

 冬である。外を見回してみると葉っぱをすっかり落とした枯れ木がいかにも寒々しく、思わず鼻水を垂らしてしまったりするのだが、その枯れ木を見ていて一つ発見。


 夏場の様に葉っぱがたくさん付いている時はよく解らないのだが、樹木の枝の一本一本は少しでも多くの光を葉に当てようとして伸びているために、枯れ木になるとまるで全体が空に向かってバンザイをしている様に見えるのだ。


 おまえ今さら何を言ってるんだと言われそうだが、こりゃおもしろい。そう思ってまわりの枯れ木を見回してみると種によって枝を縦に伸ばしたり横に伸ばしたり、やり方は色々あるのだが基本的にどいつもこいつもバンザイをしている。シュロはちょっとやる気が無さそうなのだが(というか、あれは木なのか?)。


 なにやら植物のナマの欲望を見てしまった様な気がしないでもなし。枯れ木はなにげにセキララなのだ。