天動説
最近のニュースで「地球の周りを太陽が回っている」と考えている小学生がそれなりに多いことが話題になった。でも私たちの世代(昭和40年代生まれ)が小学生だった時に同じ質問をされたらどうだったろう。あんまり変わらない答えが返ってきたかもしれない。
天動説と地動説、この言葉のどちらが正しいかと言うことは一概には言えないと思う。宇宙の中心は太陽だろうが自分の頭の真ん中だろうが別にどこに置いても良いのであって、それで天体の力学運動が崩れてしまうわけではないからだ。
大事なのは天体の運動のあらましを把握することであって、それを一つの単語に凝り固めて教えてしまうのはいかがな物だろう。
ちなみに太陽が沈む方角に関しては私たちが子供だった頃の方が正解率は高かったのではないかと思う。「天才バカボン」の主題歌があったからである。あれは逆だったけど。