夏の匂い

今日は自転車で八王子の方まで買い物に行った。

中途で日野台地に登るために坂を上らなければならないのだが、最近はもっぱらハケと呼ばれている川に削られた崖線の脇を登ることにしている。そこには車も通れないような細い道と用水が走り、周囲には野放しの草木が茂っている。

今日そこを通ると、燃えるような、すえたような、発酵するようなきつい匂いがする。何かが腐っているのかと思ったが、すぐにこれは夏の匂いだと気が付く。これは大量の日光を吸って生きる植物の匂いなのだ。