伝書バト体質

shizyukara2004-06-14

先日バイトをしていたときに友人と話して気が付いたのだが、土地勘というのは小中学生くらいの時にどこに住んでいたかで決まってしまうのかもしれない。彼は子供の時から東京と千葉の境にある江戸川区で暮らしているのだが、都心を中心にした反対側、神奈川や武蔵野辺りだと土地勘がつかめずになんとも不安な気分になるのだそうな。これは東京と神奈川の境にある相模原で育った私とは全く逆で、私の場合は西に山があって南に海がある土地でないとなんとなく落ち着かない。千葉の様に東に山があると言うだけで不安になるのだ。と言うわけかどうか知らないが、いま住んでいる武蔵野から神奈川に入り、相模原から藤沢につながる風景を見ると何か安心した気分になる。これは単なるノスタルジーと言うよりも幼児期の地形の刷り込みによる帰巣本能なのかもしれない。とすると地方から東京へ出てきた人というのはいつもある種の不安を感じながら暮らしているのだろうか。それとも俺が伝書バト体質なだけなのか…。